ライブカジノはビデオゲームではないの?
以前のオンラインカジノは、プログラムされたゲームソフトがルーレットやバカラの相手を務めるビデオゲームでした。
つまりコンピューターを相手にプレイしていたわけです。
しかし、ニコ生やYouTubeのライブ配信のように、オンラインで生放送を行うライブストリーミングの技術が普及すると、オンラインカジノもそれを取り入れて、実在するディーラーを生放送することで、ライブカジノという形態へと進化しています。
それは、ディーラーを生放送することと、オンラインでチップをベットできる機能が一体となったWEBサービス。
言い換えれば、リモートで実際のカジノに参加するようなもので、人間のディーラーを相手にプレイする形です。
そして、ゲームのジャンルとしては、ディーラーを必要とするテーブルゲーム、“ルーレット、バカラ、ブラックジャック、ポーカー、シックボー”などでライブカジノという形態が取り入れられています。
かつて、ほとんどすべてがビデオゲームだったオンラインカジノですが、このようなジャンルではライブカジノが主流となってきています。
ライブカジノの魅力
オンラインカジノプレイヤーの7割以上がライブカジノでプレイしていると言われています。
これまでのビデオゲームの形態に取って代わる勢いが見られ、それだけ魅力があるということでしょう。
その魅力はどういったところにあるのでしょうか。
まず、実在する人間のディーラーが画面に生放送されているという点が最も大きな要素です。
これは、ビデオゲームのようにCGで描かれたルーレットを見ながらチップをベットするのと違って、リアルにカジノでプレイしている感覚を生み出すのに十分です。
ディーラーの真剣な顔や笑顔など表情が感じられ、声も聞こえてくるため、まさにライブ感がすばらしい。
そして、ゲームがリアルタイムで進行していき、いっそうスリリングなものとなるでしょう。
次に、コンピュータプログラム相手のゲームではなく、人間相手のゲームだという実感がゲームを盛り上げてくれる要素です。
会話が出来るようになっていて、実際のカジノにいるのと変わらない臨場感が魅力的です。
機械相手のゲームより人間相手のゲームの方が楽しいのは当然のことと言えるでしょう。
そして、わざわざ海外のカジノまで行って味わうはずの臨場感を、自宅などで体験できる手軽さも魅力のうちの一つでしょう。
イカサマの心配は?
臨場感があるとはいえ、ライブカジノはオンラインのWEBサービスです。
画面に登場している本物のディーラーも、運営している事業者もはるか遠く離れた所にいます。
そうなると心配になってくるのは不正な運営、つまり「イカサマをやってるんじゃないだろうな?」ということ。
その点がスッキリしないとやはり気持ち悪いものです。
・ライブカジノがイカサマをやると?
ビデオゲームならプログラムにイカサマを仕込んでおけば、むしろ簡単にイカサマが実現できます。
しかも、プレイヤーがプログラムを解析してイカサマを発見するのは困難です。
それに対して、ディーラーが見えているライブカジノでは、イカサマはやりにくいのです。
例えば、「ルーレットのボールが不自然な動きをして特定のポケットに入った」 「カードをシャッフルやディールする際に手つきが不自然」 「最初は勝てるが後半は負ける、少額ベットは勝てるが高額は負ける等のパターン」は、プレイヤーによって見抜かれてしまいます。
そうなると、信頼を失い客離れを起こしかねません。
世の中にライブカジノはたくさんあり、顧客は他のライブカジノへと簡単に移行できるため、経営的にも高いリスクがあります。
それに、カジノは運営ルール上、利益がきちんと出るようになっています。
イカサマをしない方が継続的な利益が得られるでしょう。
・イカサマでライセンスを失う
海外では、ライブカジノは一般的な娯楽ですから、そこに入出金のトラブルがあったり、不正な運営がなされていたりすると社会的な問題になります。
そのため、国が定めた基準に適合するライブカジノに対して、政府が発行しているライセンスが存在します。
ただし、ライセンスは発行している国によって異なるもので、費用を支払えば簡単に取得できるものから、厳しい審査基準で取得が難しいものまで様々です。
そして、ライブカジノにとっては、厳しい基準のライセンスを取得しているかどうかが、信頼の証と言えるわけです。
また、そのようなライセンスは、取得後も監査機関によってチェックを行い、ライブカジノに対して公正な運営を常に求めています。
そのためイカサマの入り込む余地はありません。
審査基準をクリアしてライセンスを取得したライブカジノが、もしイカサマをやっていると、そのライセンスを失ってしまいます。
短期的に人を騙す目的で立ち上げられたライブカジノなら、イカサマで荒稼ぎをするかもしれません。
しかし、ライブカジノを継続的に運営していくつもりなら、デメリットが大きすぎます。
そうしたことから、長期間継続して運営してきており、信頼性の高いライセンスを取得しているライブカジノでは、イカサマの心配はありません。
ディーラーとのコミュニケーション
運営母体が海外にあるため、ディーラーはほとんどの場合外国人です。
英語が話せるならディーラーと話しながらのゲームも楽しめますが、必ずディーラーと会話する必要はありません。
ゲーム上の意思表示は会話ではなく画面操作でシステム的に行いますので、会話はなくても全く問題がないのです。
つまり、英語が話せないからゲームが楽しめないという心配はありません。
ディーラーや他のプレイヤーと会話ができるのは、あくまでカジノの臨場感あふれる楽しみの一つというわけです。
ライブカジノを楽しむために
もしラスベガスに行ったら「帰国するまでに思いっきりカジノを堪能しておきたい」と思うかもしれません。
それだけに、やりすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、ライブカジノは『会員登録』、『入金』、『ゲーム開始』と簡単に始められます。
それに、同業者は他にもたくさんあって、気に入らなければ他で楽しめばよいだけです。
いつでも簡単に遊べるだけに、決して熱くならないよう、ライトな楽しみ方をおすすめします。